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第36回理学療法科学学会国際学術大会を終えて

 今年の韓国での国際学術大会は韓国神経筋肉理学療法学会と共同開催となりました。
 韓国の大田にある建陽大学校で9月6日から9月8日の日程で第36回理学療法科学学会国際学術大会が開催されました。今回の学術大会は「国際研究講座と神経筋リハビリテーション分野専門理学療法士の養成方向」を主題に日本、韓国、中国の専門家たちによって集中討論が行われました。
 学術大会の大会長は建陽大学校のCHON SeungChul教授で、本大会である9月7日は同時に建陽大学校の学術祭が行われ、臨床の理学療法士、大学の教員、大学院生、学部生合わせて300名位が対面およびオンラインで参加しました。医師や産業理学療法に専門的に携わっている理学療法士、理学療法士と協業している他職種からも参加致しました。特別講演は日本から1演題、韓国から1演題、中国からは2演題の講演が行われました。研究発表としての口述発表、ポスター発表時には活発な議論が行われ国際的学術交流が行われました。
 会場には韓国の最新リハビリテーションロボットの体験ブースが設けられ最新のリハビリテーション関連機器の発展状況を目の当たりにすることができました。 学術大会の閉会後には建陽大学校のキャンパスおよび附属病院のリハビリテーション室の見学が行われました。情報交換交流会では美味しい夕食を交えながら自由で幅広い討論が行われ国際的共感や異なる価値観の共有、今後の展望などにも及ぶ広い分野での交流ができました。
 9月8日は世界理学療法の日で日本からの参加者は韓国の世界遺産を訪問しエクスカーションを通して韓国の歴史と文化の理解を深める貴重な機会となりました。
 来年度の韓国での国際学術大会は釜山のSilla Universityで2025年9月5日(金)から7日(日)までの日程で開催されることが決まりました。来年も引き続き国際学術交流を通して理学療法の発展に寄与できる学会を準備して参ります。



報告者:韓 憲受
理学療法士、保健医療学博士
国際医療福祉大学 保健医療学部 理学療法学科


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